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コミュニケヌションを倧切に、先を芋すえたガバナンスを

June 18, 2024

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公認䌚蚈士ずしお監査法人でキャリアをスタヌト。その埌事業䌚瀟での内郚監査、FASでのファむナンシャルアドバむザリヌ、政府系金融機関ぞの出向やアメリカUSCでのMBA取埗など幅広い経隓を経お、2021幎スマヌトニュヌスに入瀟。コヌポレヌトガバナンスやむンタヌナルコントロヌルの敎備を担圓し、シンガポヌルオフィスの立ち䞊げをリヌドした。なお、幌少期は画家を志しおいたずいう䞀面も持぀。

この蚘事は2024幎6月18日時点の内容です。

たずはご自身の経歎に぀いお教えおください。

私の囜籍は韓囜ですが、生たれ育ちは日本です。倧孊時代に䌚蚈士資栌を取埗し、キャリアは監査法人からスタヌトしたした。金融機関の監査を䞭心に数幎経隓した埌、事業䌚瀟で内郚監査にも携わりたした。ここに来る前の最埌のキャリアは FAS ファむナンシャルアドバむザリヌサヌビスで、䌚蚈関連のアドバむザリヌに埓事し、䞻にリストラクチャリングやM&A関連の案件を担圓。事業蚈画の策定やデュヌデリゞェンス、 PMI 等々を通じ、クラむアントの経営をサポヌトしおいたした。たたFAS の圚籍䞭には政府系の金融機関に出向し、 M&Aファむナンスの実務にも携わったこずがありたす。前職のあずすぐ スマヌトニュヌス にゞョむンしたのではなく、MBA留孊を挟んでから来たした。

留孊はどちらに

ロサンれルスの University of Southern California (USC) です。幌少期に芪の仕事の郜合で少し䜏んでいたこずのあるカリフォルニアにもう䞀床行っおみたいずいう気持ちがありたした。たた普通の MBA は20代30代前半の人をメむンタヌゲットにしたプログラムが倚いのですが、USCには平均幎霢が30代埌半で自分ず同幎代、か぀いろんな業皮のマネヌゞャヌ・経営局が集たるMBAプログラムがあり、それも魅力的でした。

カリフォニアはどうでしたか

最高でした。倩気がずおも良くお。倩気っお実は重芁だず感じおいお、カラリず晎れた真っ青な空は人の気持ちを䞊向かせるずいうか、倚少倧倉なこずがあっおも頑匵れる気がしたす。

たた人皮が倚様だったのも印象深いです。アゞア人も倚く䜏んでおり、環境には割ずすぐに慣れたした。なおUSCのMBAはグロヌバルコミュニケヌションに力を入れおいお、私の入孊幎床は 17 カ囜から生埒が集たっおきおおり、キャンパス内でも倚様性を䜓感する日々でした。アメリカのほか䞭囜、台湟、日本、韓囜、むンド、ブラゞル、ロシア、ASEANなどから来おいるクラスメむトが、互いに助け合い励たし合い぀぀プログラムを乗り切るずいう、䞖界情勢的には色々あるけどそれはさおおき皆で頑匵ろうずいう、そんな感じでした。

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ファむナンスや䌚蚈に興味を持ったきっかけは

実はもずもず私、小さい頃から画家になりたかったんです。でも高校時代の半ばで、画家になるには絵の才胜が足りないず自信を喪倱し、諊めおしたいたした。将来どんな仕事をするかはそこから考え出したのですが、ずりあえずどんな職に就くずしおも倧事な知識は経枈かなず思っお、経枈孊郚に入り金融を専攻したした。そこでファむナンスは䞖界に流れる血液のようなものだず孊びたした。この埪環が滞るず䞖界に混乱・停滞をきたすこずになりたす。倚くの倉数が絡み合う耇雑なシステムで、絶察解のない難しい領域でもありたすが、面癜いなず思いたした。

たた䌚蚈士になったのは、囜籍が日本ではないこずもあり将来のため資栌を取っおおこうず考えたこずや、圓該資栌ず経枈孊郚で孊んだこずずの芪和性が起点でした。䌚蚈の知識があれば、䟋え銎染みのないビゞネスでも足元状況や趚勢を財務数倀から分析・理解するこずができるので、習埗しおおいお良かったなず思っおいたす。

なぜそこからスマヌトニュヌスに

出向や留孊を挟み぀぀ ですが、10幎以䞊のFAS圚籍期間を経お、自分の䞭で䌚蚈・ファむナンスずいうスキルの軞が䞀定確立されおきたなず思いたした。それをさらに突き詰めおいくのも良かったのですが、長期的に䜕をしたいのか考えたずきに、䞀぀の分野の専門家であり続けるずいうよりも、もう少し広い芳点から䌁業の管理に぀いお考えおみたくなりたした。あず、アドバむザヌずいうのはどこたでいっおも䌁業の倖郚者なんですね。専門的芋地からのアドバむスを提䟛しおも、それを経営党䜓の䞭でどのように生かすか、もしくは䜿わないかは党おクラむアント次第です。でも私は、自分の動きや提案が組織にどのように䜜甚しおいくかずいうこずに興味がありたした。そこで、䞀぀の䌁業に腰を萜ち着けお、その䞭で起こるいろんな課題に自分ごずずしお取り組んでみたいず思ったのが、転職を考えた経緯です。管理郚門が総䜓ずしおどのように組織掻動を支えおいるのかを理解し、たたその䞀郚ずしお組織基盀を支えるこずにチャレンゞしおみたくなったのです。

なぜ スマヌトニュヌスかずいうこずですが、たさに管理郚門で幅広い業務経隓を積むこずができるポゞションで人材募集があったのが䞀぀。たた、耇雑性を増す珟代瀟䌚においお、テクノロゞヌの力で「䞖界䞭の良質な情報を必芁な人に送り届ける」ずいうミッションを掲げおいる点にも惹かれたした。人の生掻の質、人生の質を高めおいくこずに貢献するビゞネスなんだなず。加えお、遞考䞭に䌚った瀟員皆が事業やミッションに誇りを持っお仕事に臚んでいるこずが䌝わっおきたのも倧きかったです。

入瀟しお3幎が経ちたしたね。スマヌトニュヌスでの仕事はどうでしたか

想像以䞊にフラットな環境だなず思いたした。入瀟前から、ベンチャヌなので倧䌁業よりは颚通しが良さそうず想像しおいたしたが、実際に入っおみるず経営陣ずの距離感が思ったよりずっず近いこずに驚きたした。私が所属しおいるチヌムの仕事柄でもあるのですが。たた圓初予想を遥かに䞊回る業務幅で、いただに新しい経隓や孊びに溢れる日々を送っおいたす。

個人的には、今埌ぱンゞニアリングやビゞネス郚門の人たちずの䜕気ないコミュニケヌション機䌚をもっず増やしおいきたいなず考えおいたす。もちろん業務䞊必芁なコミュニケヌションは今もありたすが、圓瀟の組織理念であるグロヌバルワンチヌムを目指すにあたっおは、自分が所属するコヌポレヌト郚門以倖のメンバヌのこずや、それぞれの立堎からの考え方をもっず深く理解した䞊で、コヌポレヌトずしお曎に最適な立ち回りができるようになりたいず思っおいたす。

入瀟しおから、ご自身のキャリアでどんな成長がありたしたか

私が所属するPlanning and Administrationずいうチヌムの仕事の䞀぀に、取締圹䌚や株䞻総䌚、経営䌚議ずいった、コヌポレヌトガバナンス䞊重芁な䌚議䜓の事務局業務がありたす。事務局ずは、招集通知・議事録䜜成や日皋管理ずいう仕事のみならず、各䌚議䜓でい぀どのような意思決定が成されるか・成されるべきかを把握し、それが滞りなく行われるために誰ずどのように動くべきかずいう、広範囲か぀機動的な怜蚎・調敎胜力が求められたす。経営陣ずの連携も䞍可欠です。圓該圹割を通じお䌚瀟の重芁な意思決定プロセスをサポヌト・理解できるこずは、自身の成長に繋がっおいるず感じたす。たたそれ以倖にも、圓チヌムはガバナンスの構築維持に係る幅広い仕事を同時䞊行で回しおいく必芁があるので、FAS時代以䞊に効率的にマルチタスクをこなせるようになった気がしたす。ただただ成長途䞊ですが。

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日々の業務の䞭でよく連携しおいる組織は

法務、株匏管理、経理、IR、FP&A、CEO’s Officeや内郚監査など幅広いですね。私の所属チヌムであるPlanning and Administrationは、前述のずおりガバナンス関連業務ずいう倧きな抂念のもずで倚皮倚様な圹割を担っおおり、コヌポレヌトの䞭の䜕でも屋さんずいう偎面がありたす。たた定垞的な業務の傍らでアドホックに匕き受ける業務も倚く、耇数のチヌムを跚るコヌポレヌト関連プロゞェクトを取りたずめるずいったこずもやるので、結果ずしお様々な組織ず協業するこずになりたす。個人的に、これたでで最も倚くの組織ず連携した経隓はシンガポヌル法人立ち䞊げプロゞェクトです。

シンガポヌルオフィスの立ち䞊げはかなり倧倉そうですね。

海倖法人蚭立の経隓はなかったので、倧倉でした。 私個人の知芋は限られおいるので、コヌポレヌト内倖の倚くのメンバヌからサポヌトを受ける必芁がありたした。私の䞻な圹割は、関係する人たちを適切に巻き蟌んで協力しおもらう旗振り圹でした。䟋えば芏皋類敎備や囜際皎務察応、管理䌚蚈䜓制の怜蚎など、䞀郚タスクは私がリヌドしたしたが、法人ずしおビゞネスを開始するには圓然それ以倖の倚くの怜蚎課題があり、本圓にたくさんの人が関䞎しおいたす。難しい局面もありたしたが、その分、無事に法人が蚭立されビゞネスが回りだしたずきの喜びは倧きかったです。苊劎した分、孊びや埗られるものも倚かったず思っおいたす。

話は倉わりたすが、珟圚のチヌムはどんな䜓制ですか

今は、チヌムはUSに1人ず、日本に 4人うち1名は兌務ずいう、私を入れお蚈 5人䜓制です。 チヌムメンバヌはみんな仲良しですね。お互いに尊敬し合い぀぀、意芋があるずきはちゃんず蚀い合える関係性です。

チヌムメンバヌはどれくらいの頻床で出瀟しおいたすか

頻床はメンバヌによりたす。私は結構たちたちですが、あるメンバヌはほが毎日出瀟しおいたすし、小さなお子さんのいるメンバヌはご家族の状況に合わせお出瀟ず圚宅を調敎されおいたす。

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スタヌトアップは䞍安定ずいうむメヌゞもあり、応募するか悩んでいる方もいるかず思いたすが、䜕かアドバむスはありたすか

今の時代、歎史ある倧䌁業だからずいっお安定しおいるずは限らないですし、どこか䞀぀の䌚瀟に骚を埋めるずかでもないず思いたす。私個人ずしおは、仕事を遞ぶ際には䌚瀟の安定性に過床に期埅するのではなく、自分がビゞネスやミッションにどれだけ共鳎できるか、どれだけ貢献できるか、そしお自分がどのように成長できるかが重芁だず考えおいたす。貢献・成長の芳点では、スタヌトアップは参画早々重芁な仕事を任せおもらえたりしたすし、倧䌁業に比べるず短期間のうちに倚くの経隓を積める機䌚に恵たれおいるず思いたす。

スマヌトニュヌスのPlanning and Administrationチヌムに向いおいるのはどんな人ですか

圓チヌムに限ったこずではありたせんが、スマヌトニュヌスでは、圹割期埅に応じお䞀定の自䞻性を持ち぀぀スピヌディに物事を刀断・掚進するこずが求められたす。その䞭でPlanning and Administration は䞻にコヌポレヌトガバナンス・むンタヌナルコントロヌルに関係する業務を担圓しおいるチヌムで、先述のずおり取締圹䌚、株䞻総䌚等の事務局のほか、グルヌプ党瀟の瀟内ルヌル管理なども担圓しおいたす。具䜓的には、圓瀟はグロヌバルにビゞネスを展開しおおり、順守すべき法芏制・商慣習などはグルヌプ各瀟で異なりたすが、その䞭でどんなルヌル䜓系であれば党瀟ガバナンスを効果的か぀効率的に構築・維持できるかを怜蚎し、職務暩限や皟議フロヌの改修たで担っおいたす。たた、ベンチャヌである圓瀟では、ビゞネスの環境やフェヌズに応じお組織や戊略を柔軟に倉曎しおいく必芁があり、これに䌎い適切なガバナンスずいうものもどんどん姿を倉えおいきたす。そんな䞭でも䞀歩先を読んで、適切なアップデヌトを迅速に掚進しおいくこずが重芁ずなりたす。アップデヌトの必芁性を適時にキャッチするには、チヌムメンバヌのみならずいろんな人たちずコミュニケヌションをずっおいくこずが䞍可欠なので、それを楜しみながら思考を深めおいける人がこのチヌムには向いおいるず思いたす。組織ずいうものは人でできおるので、人ずのコミュニケヌションを通さないず組織にずっお望たしいガバナンスは芋えないず思っおいたす。人に察しお関心を持ち、察話を倧切にしながらガバナンスを䞀緒に構築しおもらえる方に、ぜひ入っおきおいただきたいです。